応答が 125 秒で切断される問題を修正しました
応答が返り始めるまでに 125 秒以上かかるリクエストが、途中で切断されていました。API ドメイン hai-api.hcloud.ltd の経路を変更し、解消しています。リクエスト側の変更は不要です。
症状
長いプロンプトを渡したときや、思考量の多いリクエストで、次のようになっていました。
- 送信からちょうど 125 秒でエラーになる
- ストリーミング(
stream: true)でも、最初のトークンが 1 つも届かないまま切れる - 同じリクエストを短いプロンプトで投げると成功する
クライアントから見える形はライブラリによって異なり、HTTP 524、接続エラー、読み取りタイムアウトのいずれかでした。OpenAI SDK・httpx・aiohttp・Go・Bun など、確認できた範囲のクライアントすべてで同じ 125 秒で切れています。そのため「使っているライブラリの設定が悪い」ように見えていましたが、原因は HAI 側の経路にありました。
2026 年 8 月 24 日から 25 日の 2 日間で、423 件がこの形で切断されていました。
原因
API ドメインを CDN 経由で配信しており、その CDN にレスポンス待ちの上限が 125 秒で固定されていました。上限に達すると、CDN が HAI 側との接続を切ってクライアントへエラーを返します。
推論そのものは失敗していません。切断されたリクエストはいずれも「モデルが応答を作っている最中」で、まだ 1 バイトも返していない状態でした。HAI 側のタイムアウトは 300 秒に設定してありますが、CDN が先に切るため一度も使われていませんでした。
前回のお知らせのとおり、応答開始まで(TTFT)の中央値は 3 秒です。一方で、10 万トークン級のコンテキストや思考量の多い指定では、ここが 2 分を超えることがあります。影響を受けていたのはその領域です。
対応
hai-api.hcloud.ltd を CDN 非経由に変更しました。リクエストは HAI のサーバーへ直接届くため、125 秒の上限はなくなります。
Web サイト・コンソール(hai.hcloud.ltd)は従来どおり CDN 経由のままです。ブラウザからの操作で 125 秒待つことはないため、変更する理由がありません。
ご確認いただきたい場合
大半のお客様は何もする必要がありません。次のいずれかに当てはまる場合のみ、設定の見直しが必要です。
送信先 IP を固定して許可している場合
hai-api.hcloud.ltd が解決する IP アドレスが変わりました。ファイアウォールや Egress Proxy で宛先 IP を許可リストに入れている場合は、現在の値を確認して更新してください。
dig +short hai-api.hcloud.ltd A
TLS 証明書をピン留めしている場合
証明書が HAI サーバーのものに変わりました。証明書や中間 CA をピン留めしている場合は、ピンの更新が必要です。ホスト名の検証のみであれば影響ありません。
クライアント側のタイムアウトを 125 秒未満にしている場合
HAI 側の制約はなくなりましたが、クライアントの設定値が低いままだとそこで切れます。長いコンテキストを扱う場合は、読み取りタイムアウトを 300 秒程度に設定してください。
変わらないもの
- ホスト名・エンドポイント・API キーはそのままです
- 全モデルの公開単価に変更はありません
- コンテキスト長・対応パラメータに変更はありません
- 通信は従来どおり TLS で保護されます
ご不便をおかけしたことをお詫び申し上げます。セットアップ手順はドキュメント、単価とモデル一覧は料金ページに掲載しています。